11月の天体観測
空気が澄むようになり、星空が一段とキレイに輝くようになってきました。11月は部分月食や流星群、月と惑星の接近など、注目の天体イベントが目白押しです。
11月8日(月)は日中に、地球から見て金星の前を月が通過する「金星食」が起こります。東京では、13時46分頃に金星が月に隠れ始め、14時37分頃に月で隠れていた金星が姿を現す予想です。
11月12日(金)、おうし座北流星群の活動が極大を迎えます。 おうし座流星群には「北群」と「南群」の2つがあり、毎年10月中旬~11月中旬ごろに出現します。11月12日(金)に活動の極大を迎えるのは「北群」の方ですが、出現のピークは非常になだらかなため、出現期間中で天気の良い日に夜空を見上げてみてください。
11月18日(木)2時頃に、しし座流星群が活動の極大を迎えます。1番の見頃は18日(木)未明です。観測条件は良くなく、ピーク時には1時間に3個程の流星が見られる予想です。
11月19日(金)の夕方から宵にかけて、日本全国で「部分月食」が見られます。月食は、太陽・地球・月が一直線に並ぶ時に起こり、月が地球の影に隠されることで、地球から見ると月が欠けていく様子が楽しめる天文現象です。 今回は、食の最大時には月の直径の97.8%が地球の影に入る、たいへん深い部分月食です。
夜は冷える時期になりましたので、暖かくして天体観測をお楽しみください。